■DATA3■ 思考ルーチンをカスタマイズする 

 ここでは、雀悟狼-j のコンピューターの思考ルーチンを調整するための情報を記述します。
 思考ルーチンを理解してもらうためには、麻雀の基本的な手作りの思考概念を理解して
 いるという前提が必要不可欠です。ここでは、麻雀の中級者以上の実力と、プログラムに
 関する基本的な知識(言語は特に問いません)がある方を対象とした解説を行います。

 雀悟狼-j のコンピューターの思考ルーチンは、大きくわけて

   「リーチに対する傾向」
   「ツモ前のナキの判断」
   「ツモ後の捨て牌の選択」

 の2つの判断から成り立ちます。下二行処理中においては「和了」の判断も行いますが、
 和了ができる状態になった場合無条件でそれを実行しますので、和了判断についての解説は
 省略します。



【リーチに対する傾向】


 門前(アンカン時も可)で張牌(テンパイ)すると「リーチ」をかける事ができます。
 プレーヤーがリーチをかけられる時には、メニューにリーチが表示されますので、
 リーチにカーソルを合わせて捨て牌を選択すればリーチをかけられます。この時、
 和了牌をすでに切っていた場合には「フリテン」警告が出てリーチは無効となります。

 com がリーチをかけられる状態になった時には、以下のパラメーターを参考にして
 リーチをかけるかダマテンで行くかを決定します。このパラメーターをデータ制作者
 が調整する事によって com の性格付けをより強調する事ができます。

・r_ori (デフォルト false)
 プレーヤーが先にリーチをかけていた場合に、com はリーチをかけなくなります。
 用心深く降り傾向の強いキャラクターはこのパラメーターを true に変更すると
 良いでしょう。

・r_machi (デフォルト 1)
 テンパイした時に和了牌の牌種がこの値未満の場合、com はリーチをかけなくなり
 ます。タンキ、ペンチャン、カンチャン待ちの場合に待ちを広げようとするキャラクター
 には、このパラメーターを 2 にしてやると良いでしょう。その場合は、両面待ちや
 シャンポン待ちの状態になった時にリーチをかけます。
 なお、このパラメーターでチェックするのはあくまで待ちの面数だけで、和了牌の
 残り数には影響されません。また、このパラメーターを3にすると三面張以上に
 ならないとリーチをかけません。
 14以上の値を設定すると、絶対にリーチをかけないダマテンのキャラクターになります。

・r_maisu  (デフォルト 1)
 テンパイした時にまだ場に晒されていない和了牌の総数がこの値未満の場合、com は
 リーチをかけなくなります。このパラメーターは r_machi のパラメーターには連動
 せず、あくまで和了牌の残りの絶対数だけを対象とします。5以上の数を設定すると、
 二面張以上の状態でないとリーチをかけませんし、1のままだとたとえ残り1枚の状態
 でもリーチをかけます。ただし、通常ジュンカラ(和了牌が全て場に晒された状態)
 でリーチをかける事はありませんので、この値を 0 以下にする意味はありません。

・r_keiten (デフォルト 4)
 残りの山牌の数がこれ以下になった場合、com はリーチをかけません。それと同時に、
 テンパイ形式になっていない場合にはポン・チーをしやすくして形式テンパイに持ち
 込もうとします。通常、ハイテイ牌でテンパイしてもリーチはかけませんので、この
 値を0以下にする事は無意味です。また、相手のハイテイ振り込みに期待するような
 チャレンジ精神旺盛なキャラクターなら 2 以下の値にする事も考えられますが、
 通常はこのパラメータをいじる必要はあまり無いでしょう。

 コンピューターが最終的にリーチをかけるのは、門前状態でテンパイしており、かつ
 上記4つの条件に対して全ての項目で「リーチをかけない」条件が
発生していない、
 という場合にリーチを実行します。

 デフォルトの状態では
「テンパイ即リーチ」のキャラクター性となります。これ以外の
 キャラクター性を出したい場合には、以下のパラメーターを参考にして各自調整して
 みてください。

 r_ori  r_machi r_maisu r_keiten
ダマテンキャラ - 14 - -
多少の勝算があればリーチ - - 3 4
待ちを広く取るタイプ - 3 3 4
絶対に引かないタイプ false 1 1 2
慎重さ優先 true 2 4 8

 なおこのパラメーターに加えて、全体的な思考ルーチンも影響してきますので、
 うまい具合にキャラクターのバランスを取ってください。



【ツモ前のナキの判断】

 ツモ前のナキの判断は、ナキができる牌に対して様々な要素の点数を加算(減算)していき、
 その値が設定された「ナキの実行値」を超過した場合にナキを実行するという形式を取って
 います。複数のナキが実行できる場合は、それぞれのナキの要素点数の最も高いものを
 実行するようにします。

 (具体的な内容は準備中です)



【ツモ後の捨て牌の判断】


 ツモ後の捨て牌の判断は、全ての牌に対してシャンテン数を基本点とした点数を割り振り、
 それぞれの牌に対して様々な要素の点数を減算(加算)していき、最終的に最も点数の高い
 牌を捨てる、という形式を取っています。同点の牌が複数ある場合は、向かって右側の方の
 牌を優先的に切ります。

 (具体的な内容は準備中です)




 すいません、本格的に書くには相当時間を要しますので、しばらくお待ちください。
 ゲームデータが増えてきて、思考ルーチンのカスタマイズの要望がいよいよ高まってきたら
 完全版に仕上げます。


[STEP1:ゲームデータの質(LEVEL)を決める] [STEP2:ゲームデータの素材を集める] [STEP3:ゲームデータをアップロードする] [STEP4:ゲームデータを組み込む]
[DATA1:各LEVELの初級データ作成向けテンプレート] [DATA2:全パラメータ一覧表] [DATA3:思考ルーチンをカスタマイズする]